OBPMでEVMを見るとき、一括委託で外注した作業の実績工数も考慮して生産性を把握したいケースがあるかと思います。
しかし、一括委託で外注している場合は、委託先に実績工数を申告させたり、一括委託先の方にOBPMへ工数入力をさせることもできません。

そんなとき、ガントチャート上で計画工数×進捗率で自動的に一括委託したタスクの実績工数を算出する方法があります!
手順としては下記となります。

  • 【プロジェクトメンバ登録】で「匿名-委託先-一括」の一括委託メンバを登録
  • 【ガントチャート】で一括委託したタスクに担当者、計画工数、進捗率を設定

1.【プロジェクトメンバ登録】で「匿名-委託先-一括」の一括委託メンバを登録

事前準備として、【プロジェクトメンバ登録】画面で、一括委託先として扱うためのメンバを「匿名-委託先-一括」という設定で登録します。
下記の例では、「一括A社」という名前で登録しております。

2.【ガントチャート】で一括委託したタスクに担当者、計画工数、進捗率を設定

下記のように、一括委託したタスクの担当者に匿名メンバ「一括A社」、タスクの計画工数、進捗率(一括委託の作業は期間とともに進捗率が上がっていく想定なので、自動進捗に設定するのがおすすめ)を設定します。
そうしますと、一括委託したタスクの実績工数が計画工数×進捗率で算出されます。

まとめ

実世界では一括委託の実績工数は管理しないのが普通です。
しかしOBPM上のプロジェクトで一括委託を行っている際には、
「EVMでPVとEVが上がっているのにも関わらずACが全く上がらない」といったことを防ぎ、正しい生産性の把握を行うためにも、こちらのワザを検討いただければと思います。