OBPM v560 から「仕入予定実績管理」と言う機能が追加されました。
これは一括委託、社内委託の計画を立て、実績と比較し、管理する機能ですが、
今回は見積画面の観点で使い方をご紹介します。

「原価見積 / 実行予算」の画面でポイントとなるのは「仕入予定実績管理」画面への遷移方法が2種類ある事です。
1つは主に見積を新規作成、もしくは修正をする時に遷移する「最新データ」、
もう1つは過去の見積根拠を見る場合に遷移する「履歴データ」です。

例えば、一括委託費が見込まれている原価見積を新規に作成する時に
原価見積の画面のフッタにある「仕入予定実績管理」ボタンをクリックすると、「最新データ」の「仕入予定実績管理」に遷移します。
更新可能な状態で開きますので、一括委託、仕入委託の計画を立てる事が出来ます。
「仕入予定実績管理」で登録した内容は、原価見積に戻ると反映されていますので、
見積の総額を確認しながら修正する場合などで使用すると便利です。

「履歴データ」は表のヘッダにある「一括委託 社内委託」リンクボタンをクリックする事で、見積作成時に登録していた仕入予定実績管理のデータが参照出来ます。
「履歴データ」は登録済の見積からしか遷移できず、入力、変更は出来ません。
そのため、例えば、承認時の見積根拠を見る場合や、当初見積を確認する場合などで利用する事が考えられます。

このようにクリックするボタンによって表示されるデータが異なりますので、最初は混乱するかと思いますが、どちらもメリットがあります。
上手く使い分けてみてはいかがでしょうか。