≪概要≫

あまり使っているという声が聞かれないOBPMの「分析レポート」機能について、その使い方と「何が見れるのか?」「特に埋もれがちなグラフ」について、1本ずつ紹介、順次解説しています。
今回は最終回6本目「生産性推移」レポートです。

「これは何か?」、簡単に言うと、
  各主担当の担当する工程・タスク・明細が、
  「いつ完了し・何人日の予定工数で計画を立て・
  何人日の実績工数で完了したか・求められる生産性はどの程度か」を
  アカウント単位で集計表示するレポート
というものです。

≪詳細≫

今回も細かい解説は後にして、まずは実際にOBPMで自社(自部門)のレポートを見る方法を記します。基本的な操作手順は次のとおりです。

冒頭で、
 「いつ完了し・何人日の予定工数で計画を立て・
  何人日の実績工数で完了したか・求められる生産性はどの程度か」を
と書きました。

その予定工数で計画した「計画工数」と、どれだけの工数で完了したかの「実績工数」を棒グラフで、
「生産性」は「計画工数」÷「実績工数」で求められ折れ線グラフで表示されます。

例えば、10人日で計画したタスクがあり、
実績工数が10人日で完了すれば「生産性」は1.00で計画通りです。
もし、実績工数がが計画工数の2倍の20人日かかってで完了すれば「生産性」は0.50、
逆に、実績工数が計画工数の半分の5人日で完了すれば「生産性」は2.00となります。
すなわち、「生産性」は、1.00より小さいと生産性が悪い、1.00より大きいと生産性が良いと言えます。

なお、本レポートでは、「グラフ」ではない「レポート」タブの方において、
個人別にドリルダウンして表示することもできます。

【生産性推移】は【ガントチャート】の各工程・タスク・明細の主担当者で集計されます。
個人別に表示する際、複数の担当者で報告を行うケースでは必ずしも個人の「生産性」とならないことにご留意ください。

興味を持たれた方は是非、利用してみてはいかがでしょうか。