社内において組織が変わった際には、OBPMにおけるプロジェクトの主管部門やアカウントの所属部門を変更する必要があります。 OBPMにおける組織変更は下記の2つがあります。

  1. 組織マスタにおいて新組織図を作成して移行する方法
    ⇒部門コード体系が変わるような、大がかりな組織変更の際に実施します。
  2. 組織マスタにおける現組織をアップデートする方法
    ⇒部門の合併/分離/追加/削除などの際に、①よりお手軽に組織変更を行えます。

ここでは2の「現組織をアップデートする方法」を説明します。 当該方法の全体イメージとしては下記となります。

1.組織図をアップデートする

組織変更が行われる前月に、メインメニュー「組織マスタ設定」より現組織を選択し、組織変更の内容を反映します。

注意点としては、削除対象部門が現時点でプロジェクトやアカウントに紐づいている場合は削除できません。したがって「無効」チェックボックスにチェックします。

2.アカウントの異動予定を登録する

新組織の切替日に合わせたアカウントの異動予定を登録します。

メインメニュー「アカウント管理」画面から登録可能ですが、異動アカウント数が多い場合はメインメニュー「データ取込」のデータ種類「マスタ:アカウントデータ取込」にて異動情報を更新するのがおすすめです。
流れとしては下記となります。

  1. メインメニュー「汎用データ出力」のデータ種類「マスタ:アカウント一覧」を条件パターン「アカウントデータ取込対応パターン」でEXCEL出力する。
  2. 出力したEXCELにおいて対象プロジェクトの「所属部門コード」「コントロール部門コード」を新部門に変更し、「部門適用日」を新組織切替日にした上でメインメニュー「データ取込」のデータ種類「マスタ:アカウントデータ取込」にて取り込みを行う。

3.新部門を有効化する

新組織切替日当日から新部門を利用できるようにするため、手順1で無効化した新設される新部門の無効フラグを解除します。

4.既存プロジェクトの主管部門を新部門へ変更する

新組織切替日を迎えたら、以降の新規プロジェクトは新組織に従った部門を登録します。
そして、旧部門時の月の本締処理完了後、既存プロジェクトの主管部門を新部門へ変更します。理由としては本締め処理を実施する前にプロジェクトの主管部門(廃止部門→新設部門)を変更してしまうと7月度の月次締め処理で作成される実績データの部門が新部門となってしまうためです。

既存プロジェクトの主管部門変更に関しても、アカウントの所属部門変更と同様にデータ取込で更新可能です。
流れとしては下記となります。

  1. メインメニュー「汎用データ出力」のデータ種類「マスタ:プロジェクト一覧」を条件パターン「プロジェクトデータ取込対応パターン」でEXCEL出力する。
  2. 出力したEXCELにおいて対象プロジェクトの「主管部門コード」を新部門に変更し、メインメニュー「データ取込」のデータ種類「マスタ:プロジェクトデータ取込」にて取り込みを行う。

まとめ

このように、組織変更を行う際には「いつ」「何を行うか」がとても重要となってきます。組織変更が決まった際は、上記をご参考にしていただき、作業スケジュールを立てたうえで安全に新組織へ移行しましょう。