プロジェクトにおいて、進捗状況や生産性における計画と実績のズレと今後の予測を把握し、迅速な是正処置につなげていくことはプロジェクト管理に必要不可欠なポイントです。
この「進捗状況や生産性における計画と実績のズレ、今後の予測」を把握するための手法の一つに「EVM(Earned Value Management)」というものがあります。
みなさまはこの「EVM」という言葉をご存じでしょうか?
EVMとは、
「予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価し、コスト効率と進捗率を一度に把握するためのプロジェクト管理の技法」
です。(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アーンド・バリュー・マネジメント)

つまり、ある時点で
「予定では完了しているはずの作業量」
「実際に完了した作業成果」
「かかったコスト」
という数値をもとに、作業の進捗状況と生産性を把握する技法となります。
OBPMでは、プロジェクトの進捗報告登録を行うことで、このEVM機能を利用することが可能です。
ここではOBPMにおけるEVM機能をお伝えします。

  1. OBPMにおけるEVM機能概要
  2. OBPMのEVM画面説明
  3. EVMの推移から見えてくる傾向と対策

1.OBPMにおけるEVM機能概要


2.OBPMのEVM画面説明


3.EVMの推移から見えてくる傾向と対策

まとめ

上記のように、OBPMのEVM機能を使いますと、プロジェクトの進捗状況や生産性を可視化することができます。可視化できたら、プロジェクトに対しての分析や、どういった対策をすべきかということも見えてきます。

しかし、EVM機能で可視化されたデータが実状を反映しているかどうかは、みなさまがOBPMで日々工数入力やガントチャートの進捗率更新の確からしさにかかっております。日々の蓄積データが実状を反映していなければ、当たり前のことですが、可視化されたデータもデタラメなものになり、正しい分析や対策につながりません。
EVM機能はとても便利なものであり、ぜひ活用していただきたい機能です。活用の際は、改めて日々の工数入力や進捗率更新の精度を高めることもワンセットで検討していきましょう。